話を切り出す際の「でも」

 最近、話を切り出す際に「でも」を使うのをよく耳にします。これはなぜでしょうか。

 

 例えば、友達と待ち合わせをしていて会った際「おはよう。でも、本当に今日、天気悪くなくてよかったよね。」といった具合です。

 

 前の文の逆説になっていないにもかかわらず、「でも」が使われています。ここで考えられるのは、以下のようなことです。

 

①「でも」を使うことで、友人間で「天気が悪くなる」という認識を共有しているようにできる。

 

②「おはよう」の後に「でも」を使うことで、「私が会話のターンを引き続き保持しますよ」というサインを出せる。

 

 これらの効果があるのではないかと思います。「でも」が使われる場面は他にもいろいろあります。「でも」以外にも一時期流行った「逆に」なども反対のことを言っていないにもかかわらず使われる例は多いです。

 

 このような日常会話の不思議を意識してみても面白いでしょう。