「ご承知おきください」という表現

 しばしば「ご承知おきください」という表現を耳にします。

 

 しかし「承知」は本来、自分の動作をへりくだって述べる際に使用する謙譲語です。そのため「ご承知おきください」というと、自身は目上の存在で、目下の者に「あらかじめ理解しておいてよ!」と強い命令口調で言っていることになります。

 

 それでは、どういえばよいのでしょうか。

 

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 この場合は「お含みおきください」が適切でしょう。これなら聞き手が命令されているようには受け取らずにすみ、また丁寧さを出すこともできます。

 

 普段耳にする表現の中には、受け手によくない印象を与えるものもあるので、注意が必要です。