「学習者に~させる」という表現

 「学習者に~させる」という表現を書籍や論文などで時折目にします。例えば「学習者に書かせる」「学習者に理解させる」などです。

 

 「~(さ)せる」は使役形で、上記の文では命令や強制を意味します。英語にすると”make learners do”といったところでしょうか。そのため、聞こえ方によっては教師が学習者を見下したような横柄な表現になってしまいます。

 

 特に「学習者中心」や「自律(自立)学習」などを謳った文章中に教師目線であるこの「学習者に~させる」が登場すると、主旨と表現形式とに乖離が生じているため、違和感を抱く可能性が高くなります。

 

 この場合「学習者に~してもらう」や「学習者が~する」などに言い換えたほうが読み手としては違和感なく読み進めることができます。